★★★訓練って(2)★★★
01.01



去年の重大ニュースでもお話したようにピコが怪我をして

何ヶ月かお散歩仲間のところに行けない時期がありました。

甘やかさないようにしていましたが

家の中での暴れっぷりったら、それはすごいものがありました。

それに、脚の負傷からか、元からの気質か

男の子だろうが女の子だろうが、近所の吼えるワンだろうが

吼えついて向かっていってちょっとコントロールが困難になっていました。

1才と3ヶ月の頃です。

じゃあお散歩も兼て訓練所に通ってみようかと思い立ち

上尾の丸山公園の近くにある現在通っている訓練所に行ってみました。

一番最初にやった事はスパイク首輪をはずすことでした。

私もはずしたかったし、横について歩くので必要ないと思っていました。

ところがとんでもない。

はずしてから一週間の間に、突き指と足首の捻挫。

土手から落ちそうになったのは数限りなく。

何度もう一度装着しようと思ったことか...

今までの事は全てスパイクのおかげだったと痛感しました。

次にワンと遊ぶことを教えられました。

1日5分でもいいから遊んでください。と言われました。

しかしピコも私もお互いに遊び方がわからない。

さらにピコは訓練所のシェパードが怖くて固まっている。

こんな状態から私たちの訓練は始まりました。

本や、人から聞いたりしたしつけの基本では

ひっぱりっこは必ず勝つこととなっています。

ところが「わざと負けてください」と言われました。

これは晴天の霹靂、びっくりしました。

確かに教わったことによって私と遊ぶようになってきました。

でも情けないですね。

訓練所にまで行って遊び方を教わっているなんて...

とその頃は考えていました。

しかし、訓練所に通うことはたとえ遊んでいるだけでも効果絶大。

きっちり一週間、いい子とまではいかなくても

いくらかましな状態が持続しました。

だけど訓練所では何ヶ月経っても、

泡を吹いて固まっている状態は続きました。

脚側行進だっていやいやついて来る。

雨が降ればすわれだってやらない。

日陰で伏せさせればもうそこから動かない。

何の進展もなかったけど、週に1回を休んでしまえば

またスーパーハイパーが復活するのでした。

でも何となくワンと遊ぶことの大切さがわかってきました。

とにかく私の方を向かせなくっちゃ何も始まらないのです。



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